【活動報告】認知症終末期のお話し セミナー

2023年10月31日 大阪市内レンタルスペースにて「認知症終末期のお話し」会を開催しました。

参加者は11名。サポート2名。

・みんなに知ってもらうべき内容でした。

・介護の仕事、高齢者との関わりが深くなれそうです。

様々な感想をいただきました。

様子を簡単に報告します。

目次

認知症終末期のお話し どんな内容?

セミナーの内容、一体どんな内容なの?

このセミナーで伝えたいこと
  1. ACP 人生会議
  2. 認知症の終末段階
  3. ご飯が食べられなくなること
  4. 本人を苦しめる「家族の想い」
  5. 人はどのようにして亡くなるのか

本人を苦しめる「家族の想い」ってどういうこと?

家族の想いが、本人を苦しめるなんて、ちょっと胸がキュッとなるテーマです。

そんなこと言うなんてひどい!

そう思われる方もいると思います。すみません。

今も介護をしている。最期を聞くのは辛いな。

最期を知る。

とても怖いことです。死を意識したお話しなので、辛い方にはお勧めできない内容かもしれません。

そんな導入で始まる「認知症終末期のお話し」ですが、参加された方は、セミナー終了後は「今、聞けてよかった!」そんな感想をいただきました。

どんな方が参加されましたか?

参加者はどんな方なのか?きっかけは何?参加者のことをまとめました。

どんな方が参加しましたか?
  • 施設に家族が入所している
  • 両親の介護をしている
  • 終活の参考にしたい
  • 葬儀関係の仕事をしている
  • デイサービスで働いている
  • 施設の相談員をしている
  • 高齢者サービス事業をしている

年齢も20代〜60代と幅広く、仕事で高齢者と関わる方、マスコミ関係で対象が高齢者で理解を深めたい、など様々な分野の方が参加してくださいました。

まだ、以前ACPのお話、「もしバナゲーム」の会に参加された方も、「もしバナゲームで感銘を受けて、もっと知りたいと思い参加しました。」と嬉しい参加者もいました。ありがとうございます。

終末期の高齢者 点滴は本人を苦しめる

このセミナーの「肝」です。

介護施設で多くの高齢者のご家族と関わる中で、よく登場する場面。

それが「今後どうしていきたいですか?」

あなたは、先生から「食事の量が減って、体が衰弱しています。今後どうするかを家族で話し合っておいてください。」

選択肢は以下

今後どうする?
  • 胃ろう
  • 点滴
  • 自然のまま

あなたは、家族の「衰弱・死」が迫った状態で、選択することはできますか?

先生の説明も様々です。

医療の差し控えの話しではありません。

セミナーで詳しく解説しました。

セミナーの様子はどんな感じですか?

最初にみなさんに、簡単な自己紹介をしてもらっています。

どんなきっかけで参加したかを伺っています。(話せる範囲で)

いろんな立場や状況の方がいらっしゃるので、できる限りの言葉の配慮をさせていただいてます。

みなさんの感想はどうでしたか?

今回参加された方の感想を一部紹介します。

看取りの観点から、「点滴は本人にとっては苦しい」「脱水は友!」と言うのも、目からウロコでした😄

人はそれぞれの生き方があるようにそれぞれの「逝き方」もあるのだと、身体もそれぞれですので、胃ろうするも点滴するもそのまま見守るのもそれぞれなのだと気付かせてもらいました。

自宅での看取り、いざ自分の時4人の子どもたちの誰がそれを引き受けてくれるだろうか、きっと私がわからないまま義母や父を病院で見送って来たのとと同じく、私も病院で最後を迎えるのだろうなと思いました。

死期が迫った意識のない状態の人を自宅に迎えることは、かなりの覚悟が自分には必要です。
参加者やサポーターの、お家でのお看取りのお話を聞くたびに、自問自答しています。

図書館で「家で死のう!」緩和ケア医の先生の本を読みました。かなさんのお話しを聞いて、更に理解できました。また本を読み返してみます。

脱水は友。干からびていいんだ〜と思いました。認知症専門医の長谷川先生の動画も一緒に見て、学んでいきます。

今回の内容、全ての人が学ばなければいけない内容だったと感じました。
普段、デイサービスに出入りしている私ですが、そこまでは意識出来ていませんでした。
そこまで関わるつもりで接していきたいと思いました!

セミナー後の交流でも、感想をいただき、みなさんの何かの参考になってよかったです。

この話しを知ったとしても、じゃあどう選択したらいいのか?モヤモヤも残った方もいらっしゃると思います。

実際、施設にご家族が入所されている方にとっては、次にどう決断したらいいか、モヤモヤも残ったと思います。

だからこそ、様々な人と交流し、いろんな知識や体験の場を作れたらいいなと思っています。

今日のグラレコ!

最後に、一緒に活動を支えてくれている、グラフィックレコーダーのスミレさんのグラレコまとめです。
スミレさんは、その場でセミナーの内容をまとめてくれます。(すごい!!!)

スミレさんのグラレコも、ぜひ体験してほしいです。

スミレさんの、お仕事お問合せは、みんなにやさしいまでお気軽にお問い合わせください。

まとめ

先日行った「認知症終末期のお話」の活動報告でした。

  • どんな方が参加したの
  • どんな内容だったの?
  • どんな様子?
  • どんな感想がありましたか?

について、セミナーの様子をまとめました。

できるだけ、一般の方にわかりやすく解説しています。お問合せはみんなの師長さんまで気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

「みんなの師長さん」、藪内加奈子です!
介護施設管理職歴15年以上。

本人の望む、その人らしい豊かな最期を迎えてほしい。

高齢者の家族の「想い」と、高齢者の現実「老い・死」
高齢者施設で働く介護医療関係者のジレンマをなくしたい。

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