遠距離介護は“静かなリスク”気づいたときには、もう始まっています!

突然ですが、みなさんの親は近くに住んでいますか?

今日は離れて暮らす親のことについてブログです。

私は終活のイベント、オンラインコミュニティーの介護相談チャット900人 共同管理人などをしています。

先日もオンラインでお話した方が、
親が遠方に住んでいる
飛行機で帰省するレベル
親が、契約したり、購入したりすることで困っている

など、遠距離をテーマにした相談をよく聞きます。

遠距離介護はリスクです。

親も、子どもも、生活や仕事で住みたい場所に暮らしているだけ。
しかし、介護がはじまると、そうはいきません…。

介護施設に入れたらいいのでは?

確かに、そうです。
しかし、わたしも介護施設で働いていましたが
子どもが遠方に住む方の受け入れは、NGにしていました。

近くに別の家族がいるならいいです。
もちろん、すべての施設ではありません。

理由は、緊急時の対応

特に夜勤のときは、すぐに家族にかけつけていただかなければ、
現場もまわりません。

住む場所だから仕方ないでしょ。

確かに、そうです。
仕方ありません。

でも、自分で選んでいるということも忘れないでください。

離れて暮らすことを、選んでいる。
つまり、介護がはじまったらハードモードになることを選んでいる。

そして同時に、遠隔介護をする未来があります。

「離れて暮らす親のこと、気になるけど、仕事も忙しいし…
親がまだ元気だから大丈夫かな?」

そんな声を、40〜50代の働く人からよく聞きます。
でも実は…

👉 日本では毎年 約10万6,000人もの人が「介護のために仕事を辞めている」 というデータが出ています。これは総務省の調査でも明らかになっています。

さらには…

👉 約629万人の人が家族の介護をしていて、うち約365万人の人が“仕事をしながら”介護もしているという実態が報告されています。

これは決して“特別な人だけの話”ではありません。
仕事をしながら、親の健康や生活を気にしている人は かなりの数いる ということなんです。

離れていてもLINEや電話でもよくない?

目次

なぜ「ただの電話」では安心できないのか?

親との日々のやりとりでまず頼りになるのが電話。
最近はLINEもできる高齢者もちらほら。

✔ 忙しくて電話できない日がある
✔ 親が「大丈夫」としか言ってくれない
✔ なんとなく“変化”に気づけない

そんなこと、ありませんか?

電話は大切なコミュニケーションですが、
安否や変化を“仕組みとして捉える”には弱い面があります。

実際介護施設で、70代の方とのエピソード

「娘さんに相談してみてください。」
→娘は仕事で忙しいから、余計な心配をかけたくないです。

娘さん、お子さんには迷惑をかけたくないから「大丈夫」と伝えていることもよくあります。

みなさんも、助けが欲しくても、心配かけたくないと思って「大丈夫」と言った経験はありませんか?

蓋を開けてみたら、大丈夫な状態ちゃうやん!!!

数字が示す“仕事と介護のリアル”

まずは数字をもう一度見てみましょう。

📌 直近1年間で、約10万6,000人が「介護や看護」を理由に仕事を辞めています。
📌 また、家族の介護をしながら仕事をしている人は 約365万人 にも及んでいます。

つまり、
「親がまだ元気だから大丈夫」
「電話で確認できるから安心」
という気持ちだけでは、実際には 不安や両立の壁 にぶつかってしまう人が多いのです。

電話だけに頼らず“仕組み”で安心をつくるには?

では、何が足りないのか?
答えはシンプルです。

👉 偶然や気まぐれではなく、“毎日の安心”を仕組みでつくること。

電話や訪問だけでなく、
📍 家族が状況を自然に共有できる仕組み
📍 日々の変化を見える化する仕組み
📍 仕事と両立しながら安心感を保つ仕組み

を用意することが、これからの遠距離介護に必要です。

仕事と介護の両立は“制度”でも支えられる

仕事と介護を両立するためには、制度を知ることも大切です。
日本には、仕事と介護を両立するためのサポート制度がいくつかあります:

介護休業制度 — 家族の介護のために仕事を休める制度
介護休暇 — 1日単位で休みがとれる休暇制度

もちろん、制度だけでは不安が完全になくなるわけではありませんが、
“知識として持っておくこと” で選択肢が増えます。

先日、産業ケアマネの介護と仕事の両立セミナーで教えていただきました。
両立支援のひろば 厚生労働省のサイトです。
事例や、診断などもあります。

まとめ ― 問題は“自分ごと”として考えてみよう

ここまでのポイントは次の3つです:

  1. 仕事を辞めて介護に専念する人が多い現実がある
  2. 働きながら介護をしている人もかなりいる
  3. 電話だけでは見えない変化や不安がある

この現実を知ったうえで、次は…

親との“安心の仕組み”をつくる第一歩は、まず知ることから始まります。

✔ 毎日の不安を少しでも軽くしたい
✔ 仕事と介護を両立したい
✔ 親の“いま”を確かな形で知りたい

と思っているあなたに、次の記事では「毎日の安心を仕組み化」する方法として、具体的なツールやアイデアをわかりやすく紹介していきます。

👉 第2回:警備会社との違いは? LINEとAIを使った見守りの価値

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この記事を書いた人

「みんなの師長さん」、藪内加奈子です!
介護施設管理職歴15年以上。

本人の望む、その人らしい豊かな最期を迎えてほしい。

高齢者の家族の「想い」と、高齢者の現実「老い・死」
高齢者施設で働く介護医療関係者のジレンマをなくしたい。

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